SBIネオモバイル証券(以下ネオモバと省略)のサービスが終了することが発表されました。
2024年1月にSBI証券とネオモバの経営統合により、安く株の売買ができる「ネオモバコース」が終了するとのことです。
ネオモバでは、月間の株式の取引が合計50万円以下で実質手数料が20円で行えて、アプリもとても使いやすく少額の株式を購入できていました。サービス終了の詳細と変化することを見ていきたいと思います。
サービス終了までのスケジュール(2023年1月31日時点)
2024年1月サービス終了→SBI証券の総合口座を開設し、取引を行う
株式の売買 2023年12月27日(水)13:30まで取引が可能
口座の取り扱いについて
A.SBI証券の口座を持ってない場合
2023年11月中旬時点でSBI証券に口座を持っていない場合総合口座が新規開設される。
※SBIネオモバイル証券で支払い方法の設定においてクレジットカードの登録がされていないと対象にはならないので注意が必要です。
なお、SBI証券の口座開設の申し込み手続きの必要はありません。
B.SBI証券とSBIネオモバイル証券の両方に口座がある場合
SBI証券の総合口座に統合され、SBIネオモバイル証券の口座は廃止される。
C.SBI証券の総合口座への統合を希望しない場合
口座閉鎖の手続きが必要になり、カスタマーセンターに連絡が必要。
ネオモバのサービス終了による注意点
- FX口座の引継ぎができない
FXの新規注文は2023年4月1日(土)5:30まで取引が可能
2023年7月1日(土)5:30までに未決済の場合、強制的に決済されてしまう。
- ポイントプログラムの終了
2023年6月分のネオモバ限定Tポイントの付与で最後になってしまう。
合併後にSBI証券を活用する場合、「Tポイント利用手続き」をしないとポイントをSBI証券にてTポイントを使用することができない。
しかし、SBI証券ではTポイントの他、PontaポイントやVポイント、dポイントも使用出来るのはポイント投資にとって使用出来るポイントの選択肢が増えるのはありがたいです。
- 手数料の改訂
ネオモバでは、月間の株式の取引が合計50万円以下で実質手数料が20円で行えていましたが、SBI証券にも1株~99株のミニ株で取引ができるS株というものがある。
S株は買付け手数料が無料、売却手数料0.55%と業界最安水準になっている。
しかし、購入の仕方によっては、ネオモバの時よりも手数料が高くなったしまう場合があるので気を付けましょう。
今後の投資のやり方
- SBI証券で取引を行う
ネオモバがSBI証券と統合して手数料が増えてしまう場合があるが、それでも業界最安水準です。ネオモバと同様に株を1株から買えるS株もあるのでこのまま利用していく。
- マネックス証券のワン株で取引を行う
マネックス証券でもワン株(単元未満株)の売買ができ、買付け手数料が無料、売却手数料0.5%となっており、SBI証券の手数料よりわずかに安くなっているので利用するのもありです。
SBI証券とネオモバとの統合によって、ネオモバのサービスが終了することになり単元未満株を購入していた人には、それぞれの投資家に合ったサービスを選んでみてください。